婚約指輪に好んで使われる貴金属

ジュエリーについて
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婚約の証として男性から女性に贈る婚約指輪。
古代ローマでは誓約の証として
鉄で出来た指輪を使いはじめ、
のちに婚約指輪となったようです。
当時ゴールド(金)を婚約指輪に使えたのは
一握りの特権階級の人に限られていたこともあり、
一般的には鉄製の輪が使われていました。

婚約指輪に好んで使われる貴金属

【プラチナ】日本では結婚指輪の素材として一般的なプラチナは、
婚約指輪(エンゲージリング)でも最も人気の高い貴金属です。
19世紀後半から20世紀初頭に
婚約指輪でよく使われていたダイヤモンドの美しさを
際立たせる素材とデザインが求められるようになりました。
そして、6本のツメでダイヤモンドを支えて、
より多くの光をダイヤモンドに取り入れることのできる
オープンセッティングの婚約指輪が誕生したのですが、
貴金属のなかで一番強く、繊細な加工にも強い
プラチナが婚約指輪の最適な素材として選ばれました。

【ゴールド(金)】
欧米で婚約指輪はプラチナではなくゴールド(金)が
人気のようです。
ホワイトゴールドは第二次世界大戦の時に
プラチナの生産量が減少したため
プラチナの代わりの貴金属として使われるようになり、
アメリカやヨーロッパでは
現在でもホワイトゴールドをはじめゴールドが根強い人気のようです。