結婚指輪の由来とは?

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結婚指輪の由来とは?

今では当たり前となっている、永遠の愛の証である結婚指輪。
この結婚の際に指輪を贈り合う習慣はいつ頃からあったのでしょうか?
そして誰が始めたのでしょうか?
そもそも、古代エジプト時代からパワーアイテムとして身につけていた指輪を、
ローマ時代になって人に贈るようになりました。
それは、贈った人との約束を必ず守るという、「誓いの証」だったようです。
それが、男女同士で結婚の際に贈り、身につけることで、
一生の愛を誓う証となりました。
最初に結婚指輪をはめたとされているのは、ローマ教皇ニコラウスⅠ世で、
花婿には鉄の指輪、花嫁には金の指輪を交換したといわれています。
その後、結婚式の儀式として定着したのは11世紀頃のようです。
しかし、日本ではかなり遅く、指輪自体が日本に広まったのが江戸時代後期で、
結婚式が教会で行われ、指輪の交換が行われるようになったのは、
せいぜい、ここ50年位と歴史は浅いです。

指輪の形と左の薬指に着けるワケ

結婚指輪を左手の薬指にはめるのにもワケがあります。
古代ギリシャでは「左の手の薬指と心臓は1本の血管で繋がっている」
と信じられており、左の薬指に指輪をはめることで、
お互いの心を繋ぐという意味があるという説が有力です。
その他にも、左手は信頼を意味し、薬指が愛情を意味することから
始められたという説もあります。
また、指輪の切れ目のない円い輪の形は「永遠」の象徴で、
絶えまない愛と絆を表しています。