ダイヤモンドの色の種類

ジュエリーについて
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ダイヤは無色だけでなく、ピンク、レッド、紫、ブラウン、黒、イエロー、
グレーなどカラフルな色がありファンシーカラーダイヤモンドといわれています。
ルビーなど他の色石と同様に7色が基本ですが、混色やバイカラーもあります。
どの色も産出量が非常に少ないため、大変貴重とされており、
明瞭な純色になるほど価値が高くなります。

なぜ色が着くのかはまだはっきりと解明されていないのですが
生成過程で放射線の影響を受けたり、
窒素・ホウ素などの不純物が混ざることにより着色するといわれています。
また、石の結晶構造の歪みなどにより低い電子状態となり
可視光線の吸収が起こることで、色がついているように見えるともいわれています。
天然以外にも放射線処理によって人工的にも着色した物もあります。
ここで一般的なカラーダイヤモンドについてご紹介します。

ピンクダイヤ

1979年に初めて見つかりました。
採掘されるダイヤの約1%以下しかないため希少価値が高く、
無色よりも価値があります。
窒素原子が内部に取り込まれ、その隣の炭素原子が欠けることにより
ピンクなど赤系の色になります。

ブルーダイヤ

採掘される数が少ないため市場にも出回ることが少ないことから
貴重とされています。炭素原子1億個中に5~6個以下の割合で
ホウ素原子が内部に取り込まれることで青色になるといわれています。

イエローダイヤ

ダイヤの価値を決める4Cでは、黄色味がかかった物ほど価値が下がるのですが、
この指標により昔イエローダイヤは価値がないとされていました。
昨今日本で黄色は金運アップなど幸運のイメージがあるため
幸せの宝石といわれ人気となっています。

パープルダイヤ

こちらも希少価値がたかく薄い色から濃い色まで豊富な種類があります。
青味の強い紫色のダイヤモンドを指し、赤味の強い物はヴァイオレットといわれます。

ブラックダイヤ

天然の物はめったに市場に出回らない価値の高い物です。
一見オニキスのようにも見えますが輝きが美しさはやはりダイヤモンドで
他のブラックカラーの宝石と比べて、光の強さを感じられるはずです。