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ダイヤモンドのクオリティを示す4Cのうち、
カットはプロポーション(形と仕上げ)を評価する指標です。
4Cの他の指標と違って、人の手による加工技術が関わるため、
カッティング職人の間でも日々の研鑚で進化を続けている要素でもあります。
鑑定においては、カットのグレードを輝きの強い順に
エクセレント、ベリーグッド、グッド、フェアー、プアーに分類しています。
グレードの高さはカッティング技術の高さとイコールなので、
エクセレントクラスのダイヤが最もまばゆく輝くというわけです。
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ダイヤだけが持つ輝きは、ダイヤの内部で光が反射を繰り返すことによる
白色の輝きの「ブリリアンス」、
内部で光が屈折を繰り返す過程でのプリズム効果による
虹色の「ディスパージョン」、
ダイヤのクラウンのカット面に当たった光が
光源の動きできらめくことによる「シンチレーション」の
3要素から成り立つものです。
精緻なカッティング技術がそれぞれの相乗効果を生み、
複雑で美しい輝きをつくりだしています。
輝きこそが命のダイヤモンドは、カッティング技術が巧みであるほど、
ダイヤの内部に入った光の屈折を最大限に反射させ、
アイディアルカット(理想のプロポーション)として
強い輝きを放つダイヤモンドになるのです。
婚約指輪として良く選ばれるのは、
言うまでもなくエクセレントクラスのダイヤモンドですが、
中でも最も強い輝きを放つラウンド・ブリリアントカットが人気です。
優れたグレードでカットバランスの良いラウンド・ブリリアントカットの場合、
8つの矢と8つのハートがくっきり現われることが知られてからは、
婚約カップルの間でグレードへの関心がいっそう高まるきっかけとなりました。
この、表側(テーブル面)の矢と裏側(パビリオン)のハートは
通称「ハート・アンド・キューピッド」(商標名:ハート&アロー)と呼ばれ、
全てのカット面が対称でバランスが良いことの証明とも言えるものです。
なお、シンメトリー(対称性)とポリッシュ(研磨度)それぞれで
エクセレント評価を受け、総合評価もエクセレントであるものは、
トリプルエクセレントと呼ばれ、ハート・アンド・キューピッドよりも
希少性が高いとされる場合もあります。